2014年11月24日月曜日

繰り返し

オレは珍しく機嫌が悪かった。
自分の延長線上にあるような人間の死に立ち会い、ソイツが思った以上にオレを理解していなかったからだ。
でも、そうなると多分オレも彼女を理解してはいなかったわけだし、出来ないまま十数年を過ごしてきたということになる。それを無駄とは言わないが、不甲斐なさだけは拭えなかった。

帰って布団に横になっていると犬太郎が寄ってきて一言吠えた。
手伝わないことを同居人に文句を言われつつ夕飯を食べながらいろいろ考えて結局これから会う人達に賭けることにした。
きっとオレにも彼女を慕っていたオレのような後輩がいつか出来るはずだ。
オレはソイツを理解することを諦めないようにしようと思った。
繋がっている人たちを理解することを諦めないようにしようと思った。

明日は討伐戦だ。早めに寝よう。
期待された分位は頑張ろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿